2017.03.31

3つのキセキ

奇跡  もう半年以上が経ったというのに、あの8月11日の明け方のことは忘れられない。数日前から天気予報を睨みつけながら、ただひたすら晴天を祈るばかりだったが、前日夜半から雲が出始め、深夜には星も見えづらくなってくると、いよいよ不安は高まった。ほとんど一睡もできないまま(眠れなかったというよりやらなければならないことがあったからだが)、夜明けを迎えた。安曇の山々の峰が少しずつ陽に照らされていくにつれ、それまで灰色だった空がゆっくりと水色に、そして青にと変化していった。待ち望んだ晴天の空がやってきた。一つの奇跡が起こった瞬間である。
 奇跡はそれだけではない。もう大会の準備段階から何度も我々事務局職員は味わってきた。前例のない取組なぞ信用されなくて当たり前なのに、国の機関をはじめ多くの皆さんの協力が得られ、短期間の中で我々の手が遅いことも十分理解してもらいながら、円滑に準備を進めることができた。いろんな障害が発生しても必ず助けてくれる人が現れた。そもそも山の日がこんなにも早く誕生したこと自体、奇跡的である。
 奇跡の陰で誰かがどこかで苦労してくれた。奇跡の数だけ感謝がある。

 

軌跡  大会はいろんな課題はあったけれど、晴天に恵まれ、多くの人々の参加を経て無事に終了することができた。まつもと市民芸術館に「山鐘」が鳴り響き大会の終幕を告げた時、山の日に新しい歴史の1ページが刻まれた。実は事務局員はそれぞれの持ち場に張り付いていたので、この山鐘による大会終了を実感したものはわずかしかいない。皆、最近になってDVDダイジェスト版を観てようやく知ったようなものだ。大会の終了後、我々は決算作業を行い、年末に実行委員会を開催し、行事実績と決算を承認してもらい解散した。それを含めて最終的に記録誌を編纂し、3月に校了を迎えた。この記録誌はこれまで見てきたものと少し様子が違う。先例がないので自由にできるという面白さはあったが、反面、今後のスタンダードとなるかどうかというプレッシャーも感じていた。作り始めてみると、皆、担当した行事等への思いの強さから、大会当日の記録より、そこに至るまでの様々な苦労を書きたいという意欲が高まっていることに気がついた。そこで、大会当日の記録の多くはDVDに任せ、本冊は準備段階の記録を丁寧に記載するよう心掛けた。事務局の軌跡を残すために。
 今年は栃木県那須町で第2回大会が開かれる。先般のスキー場で起きてしまった雪崩による事故には、失われた若い命に心より哀悼の意を表するとともに、御親族そして被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げる。山鐘の8番目に「山で亡くなられた方々への思い」を込めて鐘を鳴らすことにしている。山は美しく楽しいことばかりでない。大自然の脅威を身近に感じる場所であり、命の危険を伴うこともある。それも含めて山の日はある。第1回大会の開催地として、そうした思いも含めてしっかりと引継ぎ、軌跡をつないでいきたい。

 

貴石  改めて記録誌のページをめくると、一つひとつのできごとに感謝の気持ちばかりが浮かんでくる。編集後記の冒頭に書かれているように、担当者にしてみれば大会前日までの準備段階で既に自らの気力体力の限界は越え、間に合っていないことも足りないことも反省しつつも時間を味方につけることができず、本番に臨んだ部分もいくつかあった。それでも誰かがどこかでそれをちゃんと繕ってくれ、繋いでくれた。我々事務局職員にとって、多くの皆さんと一緒に仕事をした10か月間はかけがえのない宝物である。それはどんな宝石よりも鈍くざらざらして美しくないかもしれない。けれどどんな宝石よりも硬く輝いている。この貴石は生涯失われることはなく、さらに第2回、第3回とつながれていくことで磨かれ輝きを増していくに違いない。

 

 3月31日、本日付けでこの松本市山の日記念大会推進室は役目を終える。たった540日余りだったけれど、この事務室には収まりきらない沢山の思い出が詰まっている。そのわずかな断片をこの部屋の片隅に展示品として残していくので、機会があったら覗いてほしい。素晴らしき仲間たちとの、あの夏の日のことを少しでも思い出してもらえるかもしれない。結びに、これまで御協力いただいた全ての皆様に改めて感謝を申し上げ、皆様にとって、山との良い関係が永遠に続くことを祈念して筆を置く。
 ありがとう、みんな。ありがとう、山の日。いつかまた、山で逢おう。

 

  平成29年3月31日

                    松本市山の日記念大会推進室
                     室長 加藤銀次郎
                         栩秋隆哉 髙山昇 加藤孝
                         春原亘 大久保美穂 内川紗優里

2017.03.24

山と共に -信州四方山謝恩会ー

3月18日(土)、松本市において
「山鐘 ~第1回『山の日』記念全国大会 登攀の記録~ 刊行記念 信州四方山謝恩会」を開催しました。
当日は約300人もの方々にお越しいただき、
第1回の大会を締めくくる最後の行事を盛会のうちに終えることが出来ました。

このたび刊行した記録誌には、大会の準備期間から当日の式典行事の様子等、約1年半に渡る大会に関する取り組みの全てをまとめており、まさに集大成とも言えます。
大会にご協力いただいた関係者の皆様や市民の皆様に感謝の気持ちをお伝えするため、そして、改めて皆様と一緒に山について思いを巡らす機会となるよう、この謝恩会を企画しました。

謝恩会では、環境省 小林正明事務次官と、ノースジャパン素材流通協同組合 鈴木信哉理事長を講師にお迎えし、山の日制定趣旨「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」に沿ったテーマでご講演をいただきました。
皆が山に親しむ場でもある国立公園のご紹介や、生物多様性を守るための取り組みのお話、山の恩恵の一つである木材の利用についての詳細かつ興味深いお話等をお聞きし、とても有意義な時間となりました。

<講演資料>

○環境省 小林正明事務次官

 演題「山河に秀でし此の郷を次世代へ(17のゴールに向けて)」

 ・資料(1-31)(約4MB)

 ・資料(32-62)(約3MB)

○ノースジャパン素材流通協同組合 鈴木信哉理事長

 演題「上高地の歴史と木材利用の新時代」

 ・資料(1-42)(約5MB)

 ・資料(43-83)(約3MB)

そのほかスライドを用いて記録誌の内容をご紹介したり、プログラム最後には大会のダイジェスト映像をご覧いただき、皆様に大会当日の式典行事の様子等を知っていただく良い機会となりました。

こうして無事に記録誌を刊行できますことを、事務局員一同本当に嬉しく思います。
これまでご協力くださった全ての皆様に、心より御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

推進室で過ごせる日々もあと1週間。
最後の行事が終わってしまい少し寂しくもありますが、これまでの成果をしっかりと引き継げるよう活動して参ります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします(*^o^*)

 

【事務局 内川紗優里】

2017.03.02

集大成

月日の流れは本当に早いもので、3月に入りました。
そろそろ花粉にムズムズする時期ですね・・・(><)

3月18日(土)に予定している
第1回「山の日」記念全国大会 記録誌刊行記念「信州四方山謝恩会」の開催に向け、
室員一同協力して準備を進めております。
今回の行事はどなた様もご自由にご参加いただけます。(定員300名)
年度末のお忙しい時期で大変恐縮ですが、多くの皆様にお越しいただければ幸いです。

 

大会の全てを細かに記した記録誌のタイトルは、
「山鐘 ~第1回『山の日』記念全国大会 登攀の記録~」としました。

昨年8月の記念全国大会では、
山や山に関わる人々に思いを巡らせ、改めて山への感謝の気持ちを持つことができるよう、
開幕時に8回、閉幕時に11回、鐘を鳴らしました。
これを「山鐘(さんしょう)」と名付け、記録誌のタイトルにも採用しました。

また、登攀(とうはん)という言葉を聞きなれない方も多いかと思います。
険しい山や岩壁などをよじ登ることを意味するのですが、
初めての「山の日」の記念全国大会を一から作り上げてきた過程を、
未踏の山にチャレンジする様子に重ね、タイトルに組み込みました。

大会を無事開催できたこと、そしてこの度こうして記録誌を刊行できますのは、
本当にたくさんの方々のご協力のおかげです。
「信州四方山謝恩会」で、皆様に感謝の思いをお伝えできますように・・・(*^o^*)

**************************************
(1) 日時 平成29年3月18日(土) 13時30分~17時45分
(2) 会場 ホテルブエナビスタ 3階グランデ(松本市)
(3) 定員 300名
(4) プログラム
 13:00 受付
 13:30 開会・主催者あいさつ
 13:40 大会映像上映(ダイジェスト版)
 14:10 記念講演①  小林正明 様(環境省 環境事務次官)
       演題「山河に秀でし此の郷を次世代へ(17のゴールに向けて)」
 15:50 記念講演②  鈴木信哉 様(ノースジャパン素材流通協同組合 理事長)
     演題「上高地の歴史と木材利用の新時代」
 17:15 記録誌概説
 17:45 閉会

■入場は無料です
■事前のお申し込みは不要です
■ご来場の皆様に記念品をご用意しております(先着300名様)
■チラシのダウンロードはこちら(信州四方山謝恩会チラシ)

 

【事務局 内川紗優里】

2017.01.04

★☆★ 2017年 ★☆★

明けましておめでとうございます。

2017年がスタートしました!
皆様、素敵なお正月を過ごされましたでしょうか。
私はテレビで箱根駅伝を観て、こたつの中で、静かながら熱い正月となりました・・・!
それぞれに強い想いを胸に、たすきをつなぐため一生懸命に走る選手の皆さんの姿を見て、何度もウルウル(;_;)してしまいました。
年度末に控える大会記録誌発行に向け、私たちも今日からまた精一杯走っていきたいと思います。

 

お正月ということで、昨年末に室員有志でしめ縄を手作りしました!

ねじねじ・・・試行錯誤を繰り返し・・・

(↑これは失敗バージョンです・・・!ねじりの方向がでした・・・(>o<;))


やっと形になってきました!!

形を整え、飾りつけをして・・・完成!!(*^o^*)わーい

手前味噌ですが、なかなかの出来栄えです♪♪

子供のころ、地域のしめ縄教室に参加して以来の体験でした。
みんなで協力して作り上げた達成感はとっても大きかったです。

私たち推進室も、この場所で一緒に仕事をできるのはあと3か月。
これからも室員一同、協力し合い頑張っていきます!

 

皆様にとって、実り多く、素晴らしい一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

【事務局 内川紗優里】

2016.11.25

準備中。。。

いよいよ今週末、
「第6回 岳都・松本 山岳フォーラム 2016」が開催されます!
(11月26日~27日 まつもと市民芸術館にて)
 

私たち山の日記念大会推進室も、
第1回「山の日」記念全国大会の紹介ブースを出展させていただくため、目下準備中です!

ブースでは大会写真の展示や、式典で使用した美しい映像の上映を行います。
大会ポスターやコースターのプレゼントもご用意していますので、
皆様ぜひお越しください(*^o^*)お待ちしております☆

フォーラムの詳細はこちらからどうぞ♪

 

【実行委員会事務局 内川紗優里】